個人信用情報機関JICCに関する一問一答

日本には個人信用情報機関として3機関(CIC、JICC、KSC)あります。信用情報機関への照会は、クレジットカード審査において重要にウェイトを占めています。その中でもJICCは貸金業法における照会機関としての役割を果たしています。

このページでは、JICCにまつわるよくあるご質問をQ&A方式でまとめています。JICCのことがイマ イチよくわからない人は必見です。

個人信用情報機関JICCにまつわるQ&A

今日は、JICC(日本信用情報機構)に関するご質問について一定数いただきましたので、JICCに関するご質問について回答したいと思います。

質問1.

クレジットカード会社は、JICC,CIC,全銀協などの信用情報機関に加盟していると思います。

VISAカードの場合、これらの情報機関に加盟しているようですが、JICCの信用情報を開示した場合、VISAの借入などがわかりますか?

JICCは消費者金融系の信用情報機関と聞いていたのでご回答よろしくお願いします。

回答1.

まず、クレジットカード審査で自分がブラックであるか?を確認したい時は、CICの個人信用情報開示が必須です。

割賦販売方法の個人信用情報機関はCICのみとなる。

なぜなら、割賦販売方法において指定されている個人信用情報機関がCICだけだからです。貸金業法の場合は、CICとJICCになります。

現在、日本で発行されているクレジットカードは、キャッシング機能が当たり前のように付いていますので、JICCに加盟しているクレジットカード会社も存在します。キャッシング=消費者金融だと言えます。

「なお、JICCに加入していないクレジットカード会社はありますが、CICに加盟していないクレジットカード会社は存在しません。」

従って、ご質問のVISAの借入=カードの利用状況を確認したいのであれば、CICのみを開示すれば十分です。

なお、VISAカードはブランド名であって、ブランド会社が審査をするわけではありません。実際の審査は、VISAカードのブランド名を付けたカード会社(三井住友カード、楽天カード等)が審査を行います。

なお、審査の際、JICCに加盟していなければ申込情報等がJICCに登録されることはありません。

質問2.

JICCの信用情報について、住宅ローンを組むにあたり、CICとJICCの信用情報を開示したところ、JICCのみが良くない情報が出ました。

JICCに加入していない金融機関や保証会社はありますか?また私の場合、住宅ローンの仮審査に落ちましたが、再度仮審査に落ちることはありますか。

回答2.

良くない情報とは異動情報を指しているのであれば、JICCに加入していない企業でもCRINによって参照可能ですので、無駄な労力になる可能性が高いです。

異動情報の履歴がJICCに残っていても、融資してくれる金融会社を探すことを推奨する。

JICCに異動情報が記録されていても融資可能な金融会社を探されることをお勧めします。

新築物件であれば、「提携ローン」といって、不動産会社と金融機関が予め提携していて、物件購入者へ融資してくれます。

その際の審査は、一個人が店頭申込みを行うよりも審査は柔軟です。

なぜ、柔軟なのかと言いますと、「金融機関は物件の担保価値と不動産会社との継続的な取引が期待できる。」も考慮に入っています。通常の店頭審査では、NGだった人も「提携ローン」であれば承認されるケースが多々あります。

現在、住宅ローンの顧客獲得は熾烈です。例えば、総戸数500戸を分譲する不動産会社と提携できれば、「黙っていても一定数の顧客を獲得することができます。こんなおいしい取引はありません。金融機関によっては、提携ローンを非常に力を入れています。」

このような事情がありますので、一度仮審査に落ちたようですが、もし、購入される物件が新築であれば提携ローンの利用を検討してみてください。

あるいは中古であれば、不動産会社が懇意にしている金融機関があればそちらを申込みされてみてはいかがでしょうか。

提携ローンもダメな場合は、経験上、どの金融機関も難しいと思いますので、頭金を貯めて異動情報が無くなったことを確認してから再申込されることをお勧めします。

質問3.

本日JICCへ信用情報の開示を行ったところ異動情報(異参サ内容異参サ発生日)に延滞と表示されています。

これは、17年程度返済していないのですが、なぜ登録されているのでしょうか?

回答3.

これは、貸金業法の改正で消滅した契約内容が復活で登録された可能性が高いです。

完済していない案件は、以前は一定期間で自動削除だったが、今は個人信用情報機関に表示されることになっている。

以前は、一定の期間が経過すると自動で情報が抹消されていました。

しかし、完済していない案件については、個人信用情報機関へ掲載されることになりました。

ここで、気になるのが法的な手続き(破産免責等)を行ったにもかかわらず、復活登録されるケースが散見されます。

これは、業者側のシステム上の不具合ですので、定期的に信用情報を取得して確認するしかありません。

17年返済していないということは、債権が生きていても時効の援用で情報を削除することが可能です。金融機関へ直接連絡すれば削除に応じてもらえるはずです。

質問4.

弁護士を通じて債務整理をしました。JICCの信用情報の確認方法について教えてください。

①武富士残債務から過払いがあります。既に更生法がとられ、数千円しか戻らないとのことです。
②中堅の消費者金融会社は残債務から過払い。
③モビットは債務の引き直しで毎月返済し完済しました。

②残債ありで過払いの場合、JICCに情報として記録されるのでしょうか?③の場合、異動情報には記載されていませんが、やはりブラック情報なのでしょうか?

回答4.

①の武富士については、既に事業譲渡もされJICCの会員企業から外れたので登録が抹消されたのでしょう。

②については、JICCでは過払いでも完済情報の記録として5年残りますので、現時点では消えることはありません。

③については、異動情報に登録されていなければブラックではありません。モビットの場合は、CICにも加盟していますので、念のためCICも開示されることをお勧めします。

なお、過払い金については、異動情報としての記録が残る場合もありますので詳しくは異動情報として記録されるかもしれない過払い金返還請求とは?を参照してください。

質問5.

JICCに事故情報が記録されています。JICCに加盟していないクレジットカード会社であれば審査に通過しますか?

回答5.

前述の住宅ローンに関する質問でも回答していますが、JICCに加盟していないクレジットカード会社でもCICと連携していますので、事故情報はわかります。

JICCだと、延滞情報は解消から1年経過すると消えるので、即の完済を勧める。

特に内容の貸付金額、残高、元本あるいは利息の支払に関する遅延の有無などが共有されますので、注意が必要です。

なお、延滞情報はJICCの場合、延滞解消から1年で消えますので、速やかに完済されることをお勧めします。

なお、異動情報での延滞が解消されていれば、例えJICCに記録されていても発行可能なカードがあるかもしれません。

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